沖田学習ゼミナーの教育コラム『おんざうぇい』

  • おんざうぇい2024年5月


  • 2024.05.01

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    ばら寄せ植え横

    誠之館セミナー

    教育ネット21では、5月12日(日) 9:30~12:30 福山市立福山大学 中講義室A (福山市港町2-19-1)において、令和6年度 第1回誠之館セミナーを開催します。

    福山誠之館高等学校は、安政2年(1855年)に創設された藩校「誠之館」を起源とする伝統校です。平成12年に県教育委員会から学力向上対策の指定を受けて以来、県内の高等学校教育の向上・発展のけん引役として教育改革に取り組んでいます。

    その入り口となる入学者選抜においても、数学は県内共通の検査問題に差し換えて自校作成問題を、英語は県内共通問題に加えて20分間の自校作成問題を実施するなど、独自性を打ち出しています。新しい入試制度が始まった令和5年度に続いて令和6年度入試でも、定員の50%を優先して選抜する「特色枠による選抜」においては、1100点満点中 学力検査が800点と割合が大きく、中でも数学・英語だけで600点と評価全体の約54.5%を占め、学力重視の選抜であることが特徴となっています。

    また、最終的な合否ラインを決める「一般枠による選抜」においても、1100点満点中 学力検査が700点で学力を重視しており、とりわけ英語の配点が220点で、他の教科の約1.83倍の評価であることから、英語が得意な受験生に有利な選抜であることがわかります。

    福山誠之館高等学校 令和6年度入学者選抜
    「特色枠による選抜」1100点(定員の50%)
    学力検査800点 調査書100点 自己表現

    200点

    国語 自校数学 英語 理科 社会 自校英語 1年生 2年生 3年生
    100点 300点 200点 50点 50点 100点 20点 20点 60点
    「一般枠による選抜」1100点(定員の50%)
    学力検査700点 調査書200点 自己表現

    200点

    国語 自校数学 英語 理科 社会 自校英語 1年生 2年生 3年生
    120点 120点 120点 120点 120点 100点 40点 40点 120点

    今回の誠之館セミナーの第1部では、誠之館高校の校長先生から「誠之館が求める生徒とは」について、また数学と英語の作問担当の先生方からは、実際に入試で出題された自校作成問題の解説を交えながら、出題傾向と学習へのアドバイスについてそれぞれお話をうかがいます。

    そして第2部では、「誠之館高校自校作成問題への挑戦」と題して、この時期までに学習した単元から出題された過去問や、類似問題にチャレンジします。この講座では教育ネット21の講師陣から誠之館の自校作成問題のエッセンスや狙われるポイントを伝授し、誠之館入試攻略への足掛かりにしていただこうと考えています。

    毎年塾内では、自校作成問題への対策を入試の近づく2学期以降に重点的に行っていますが、この時期に出題側の意図を知った上で入試までを過ごすことは、大きな意義があります。なぜなら、誠之館高校の数学・英語の自校作成問題には、「高校で学力を伸ばすためには、中学のこの単元やこんな要素をしっかり理解しておいて欲しい!」というメッセージが詰まっているからです。それは誠之館高校に限らず、大学入試へ向けて指導する高校の先生方に共通する認識です。入試は受かるだけで良いというものではありません。入学後の3年間を、進路実現に向けて必要な学力を獲得しながら充実させて過ごすことが求められます。そうするため、中学3年生というのは高校への助走段階として重要な一年間になるわけです。

    このセミナーを機に、学習に対する意識や姿勢を一層高めて、高校入学への基盤づくりに役立ててほしいと願っています。

    フリージア赤横


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